Sunday 18 January 2004
Stage 17: Dakar - Dakar
Senegal

Liaison: 42 km - SS: 27 km - Liaison: 37 km
Total: 106 km



日産パトロールの池町佳生とティエリー・デリゾッティが
プロダクション部門優勝
コリン・マクレーは、最終ステージでもベストをマーク
テレフォニカ・ダカール2004(通称パリダカ)は、18日間・11,090.5kmに及ぶ競技を終え、現地時間1月18日(日)、セネガルの首都、ダカールでゴールを迎えた。コリン・マクレーが、最終ステージで、自身2回目のステージ・ベストを獲得。日本人ルーキーの池町佳生は、4輪でのパリダカ初参戦にもかかわらず、T1クラスに日産パトロール(日本名:サファリ)で参戦、見事クラス優勝を果たした。池町は2003年より日産・ニスモが立ち上げた「日本人ルーキープログラム」に起用されている。また、T2クラスでは、ジニール・ドゥビリエ(南アフリカ)が総合7位に入賞。今回パリダカ初挑戦の元WRCチャンピオン、コリン・マクレー(イギリス)は、最終ステージで自身2回目となるステージ・ベストを獲得、総合20位でゴールした。
今年のゴールの時を迎えたダカール戦士たちは、ラックローズを周回する最後のステージに向かった。27kmのスペシャル・ステージでベストをマークしたのは、日産ピックアップのコリン・マクレー。初ダカールの経験をまとめるこの勝利に、うれしさを見せた。 「ダカールは素晴らしい経験だったよ。難しさで言えば、ほぼ予想していた通り。マシンには、いくつかトラブルがあったけど、スタート当初のような結果を続けることができれば、ポディウム・フィニッシュを目指すことも可能だった。このようなイベントでは、いい成績を出すためにはマシンは100%の信頼性が必要。チームとして、これほどの難しさを予測していなかった部分もあった。長いこと出場しているチームに言わせると、今回のダカールは、過去10年か11年の中では最もハードだったそうだ。そんな難しい年に、新しいマシンでスタートすることは容易なことじゃない。チーム同様、日産のピックアップは、とてもいいベースを持っていて、ポジティブな部分がたくさんある。ダカールに参加を続けることで、来年はもっといい準備をすることができるよ。今回は2回もステージ・ベストを獲ることができて、とてもうれしい。もし1度もベストなしに家へ帰ることになっていたら、ガッカリだからね。ラリーレイドについては、僕はこの雰囲気がとても好きだし、テントで眠るのも悪くなかったよ」

総合7位でゴールしたジニール・ドゥビリエも多くを学んだ。 「今回は昨年よりも、さらにもっと難しかった。今回のダカールでは、本当に素晴らしいことを学んだよ。マシンはとても速くなったけど、信頼性については改善の余地がある。それほど大きな問題ではないけど、解消しなくてはならない。正直言えば、チームの誰もが、この第26回ダカールが昨年に比べてこれほど大変になるとは思っていなかった。でも、一方で、みんながダカールの究極の姿を目の当たりにすることができたし、将来に向けてのいい指針になった。南アフリカに帰ったら、作業がたくさん待っている。何が悪かったのかを分析したり。マシン以外の面でもね。でも、今年本当に多くを学んだことは事実だよ。特に、ラクダ草のように自分がこれまで走ったことがなかったようなコースで、様々な発見があった。総合的に見れば、これらの経験はとてもポジティブなもので、来年はもっと強くなってダカールに戻ってくることができるよ」

池町佳生とティエリー・デリゾッティは、非常に堅実なレース展開で、見事、プロダクション部門の勝利を収めた。「とても疲れたラリーでしたが、チームのみんなには心から感謝したいですね。メカニックたち、ティエリー、今日の勝利のために、たくさん尽くしてくれました。このチームの一員であることを誇りに思います。この勝利は、みんなの勝利です」
最後までティエリー・デリゾッティは、最後の一瞬まで池町の信頼を受けて役目を果たした。「我々の第一の目標は、ダカールまで到着することだった。そうすれば、ヨシはできるだけ多くの経験を積むことができる。2番目の目的は、プロダクション部門でトップ5に入ること。(ダカール前に)スペインとドバイを走ったことで、マシンにとても信頼性があることがわかっていた。しかし、ダカールはいつでも、未知の旅だ。私たちは、タンタンに着くまではリザルトは気にしないことに決めた。我々にとっては、そこからがダカールのスタートだったからだ。スタート時点では起こりうるすべての困難や心配を乗り越えなくてはならなかった。クレルモンフェランの雪のようにね。だから、タンタンでは、無傷のマシンでスタートするという考えだった。私はヨシにとっては、ちょっと厳しい“師匠”だったかもしれない。しかし、そうやって学んだり価値あるものを得るものだからね。私は、どんなことも見落としたくはなかった。ティジクジャとネマの間はとても難しく、岩の上に乗り上げないようにするのは簡単なことではなかった。しかし、次々にやってくる難関も、すべて勝利に結びついた。アシスタント・トラックには非常に難しいラリーで、時間的な理由で私たちはマシンにダメージを与えるようなリスクを取ることはできなかった。マラソンステージでは、ピックアップをサポートする役目があったし、T1クラスのトップマシンをティジクジャに到着させる助けたりもしたしね。ライバルを助けることも、ちっともためらわないよ。これこそが、ダカールのスピリットだし、このカテゴリーの哲学なんだ。ニッサンのチームを守らなければいけないことも事実だけど、このスポーツではライバルを助けることも基本だし、そうでなくてはならないんだ。今回の勝利は、本当に価値がある。技術と方法を身につけていなければできないことだ。コリンやジニールが2台の日産ピックアップをダカールまで到着させたのは、ある意味での勝利だ。何一つ確かなことはなくても、決してあきらめなかった。第一の勝利は、ダカールへ着くこと。ヨシは、どんどんよくなっていって、休息日の間にすべてがひらめいたように目覚めた。ドライビングを向上させて、自信をつけた。さらに上のステップに上がったんだよ。”勝つこと“を学んだんだ」

壮大なラリーを終えて、まずまずの結果となった。ニッサン・ラリーレイド・チームは、4つのステージ勝利を獲得。コリン・マクレーが2回、アリ・バタネンが1回、そしてジニール・ドゥビリエが1回。また、辛い時期もあった。イヴ・ルーベの早すぎるリタイア、ティジクジャ−ネマでのひどいステージ。あのステージだけで、ダカール隊の半分が脱落した。コリン・マクレーとアリ・バタネンは、あのステージに3日近くも費やした。一方で、とても思い出深い喜びもあった。バマコ−アイユン・エル・アトラスでの13ステージで達成した、初めての日産ピックアップの1-2-3フィニッシュ。池町佳生のプロダクション部門優勝と共に素晴らしい成果だ。

クロスカントリーラリー・ワールドカップが始まるまで、つかの間の休息を迎える。ニッサン・ラリーレイド・チームは、数週間のうちにスケジュールを発表する。

なお、チームは2輪部門優勝のナニ・ローマ(スペイン)を、春に行われる日産ワークスカーのテストに招聘することを予定している。この時間と場所は、後日発表される。

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